労務デューデリジェンスとは・・・
労務デューデリジェンスのススメ
企業が事業を展開する際に人事労務面に関する専門的な調査や評価を行うプロセスを指します。これは、企業の上場審査や、合併・買収(M&A)や事業売却、新規事業の展開等の場面で重要な活動です。労務デューデリジェンスは、法的、合理的、戦略的な観点から人事労務のリスクと機会を明らかにするために行われます。
しかし、労務デューデリジェンスを希望する企業は、上場審査、M&Aを目的とする以外にも増えています。
労働基準法をはじめとする法的規制が複雑化し、都心企業はもちろんのこと、地方企業からの労務コンプライアンスへの関心の高まりを感じています。労働力不足が加速するこれからの時代においては、労務コンプライアンスが遵守されない企業は選ばれません。自社の健全性を確認したり、内在している法的リスクを解消するために、労務デューデリジェンスを通して法令遵守の状況を確認したいと経営者層の意識が「変化する環境に対応し、法的コンプライアンスや労働環境の向上を確保する」というものに変わってきています。
労務デューデリジェンスの主な目的
以下のような情報を収集し、評価します。
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労働法と規制の遵守
労働規制に従って運営されているかどうかを確認し、遵守されていない場合のリスクを評価します。
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人事関連のリスクの特定
従業員の契約、雇用条件、給与、福利厚生などの側面で、法的なコンプライアンスやリスクがあるかどうかを評価します。
カイゼントの労務デューデリジェンス
・貴社の現状を把握し、会社として取り組まなければならない項目を明確にすることを目的としています。
・労働基準法をはじめとする労働関係諸法令の遵守状況について、運用面も含め総合的な観点から網羅的に調査します。
労務デューデリジェンスの進め方
- 1.事前の資料確認
- インタビューの実施などの実地調査に先立ち、就業規則、労使協定、その他人事労務関連資料(一部)についてご提出いただき、弊社で事前レビューを行います。
- 2.確認/インタビュー
- 人事労務関連資料の確認と、人事労務全般についてインタビューを行います。(1~2回×1.5時間程度)
- 3.報告書作成
- 調査後、メール・電話等で再確認を行い、報告書にまとめます。
必要に応じて、再度インタビューを行うことがあります。 - 4.報告会の実施
- 調査結果について、報告会(1回/2時間程度)を実施します。
労務課題と改善の方向性を共有します。